宅建試験に合格するためには、効率よく勉強することが欠かせません。
ただひとくちに宅建の勉強といっても、
- 資格予備校に通学する
- 通信講座やeラーニングを活用する
- 市販のテキストで独学する
といった種類があり、どれを選べばいいか悩むところです。
特に通信講座は多くのサービスがあり、それぞれ価格や内容が異なっていますね。
ここでは宅建に合格するための通信講座について、コスパや合格率などで比較してみました。
個別の講座レビューもしていきますよ。
10社の通信講座をコスパや合格率で比較してみた
まずは有名な宅建通信講座を比較表にしてみました。
テレビCMなどでお馴染みの、あの会社もありますね。
総合 ランク | 講座名 | 価格 | 合格率 | 教育訓練 給付制度 | 公式 サイト |
---|---|---|---|---|---|
![]() | フォーサイト | 42,800円~ | 64.0% | https://www.foresight.jp/![]() |
|
![]() | アガルートアカデミー | 29,800円~ | 53.8%(自社調べ) | ー | 宅建士講座・ゼロから始めて1年合格!![]() |
![]() | LEC | 126,500円~ | 77.4% | LEC |
|
4 | クレアール | 45,000円~ | 27.4% | クレアール![]() |
|
4 | ユーキャン | 63,000円~ | 54.4% | ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座![]() |
|
6 | 資格の大原 | 134,000円~ | 73.1% | 資格の大原 | |
7 | スタディング | 18,500円~ | ー | ー | スタディング![]() |
8 | L・A (エル・エー) | 55,000円~ | 24.0%(自社調べ) | ー | L・A(エル・エー) |
9 | TAC | 169,000円~ | 26.0% | 資格の学校TAC | |
10 | ヒューマンアカデミー 「たのまな」 | 65,400円~ | ー | ー | URL |
総合ランキングは、
- 受講料金が安い
- 合格率が高い
- 教育訓練給付制度が利用できる
という3つのポイントで評価して順位付けをしています。
価格は通信のみの講座が圧倒的に安い
受講料金については、
- 通信のみの講座→安い
- 通学講座もある→高い
という傾向が鮮明ですね。 例えばインターネット経由のeラーニングに特化しているスタディングでは、一括18,500円という安さ。 一方で通学講座も充実しているTACでは169,000円と約9倍の開きがあります。 「なるべくお金を掛けたくない!」という人なら、以下のような通信のみの口座をオススメします。
合格率はなるべく厚生労働省で集計したものを採用した
安かろう悪かろうという言葉がある通り、宅建講座もただ安ければ良いというものではありません。 なるべく試験の合格率が高い講座を選んだほうが、より確実に合格へ繋がります。 宅建通信講座の合格率には、
- 厚生労働省で集計したもの
- 自社のアンケートで集計したもの
の二種類があります。 厚生労働省で集計した合格率は、教育訓練給付制度の対象となっている講座について行っています。 国がまとめているものですから、かなり信頼できる数字ですね。 一方で講座を開いている会社が自社でアンケートを集計して、合格率を公表しているケースもあります。 こちらは任意のアンケートですし、自社の宣伝のために数字を意図的に高く見積もっている可能性もありますね。 したがって比較表に示した合格率は、なるべく厚生労働省のページで公表している数字を採用しました。 厚生労働省のページで見つからないものに限り、自社で発表された合格率を採用しています。 合格率が高い通信講座を見てみると、
といった順番になります。 平均合格率が15%程度の宅地建物取引士試験において、50%超というのは驚異的ですね。
総合ランキングではフォーサイトが一位
価格面と合格率を総合してランク付けをすると、以下の通りです。
高いコスパと合格率を兼ね備えたフォーサイトが1位になりました。 次からはそれぞれの講座について、深堀りしていきましょう。
通信講座の受講料金や合格実績を徹底解説
それでは各社の宅建通信講座について、価格や合格実績を詳しくみていきましょう。
フォーサイト
価格 | 42,800円~ |
---|---|
合格実績 | 64.0% |
教育訓練給付制度 |
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講座の時間・内容 |
|
テキスト |
|
受講形式 |
|
フォロー体制 |
|
総合評価 | 5.0 |
価格|紙テキスト付きとしては格安
フォーサイトの講座ごとの受講料は以下の通り。
講座名 | 価格(税込) | 給付金 |
---|---|---|
バリューセット1 | 94,160円 | |
バリューセット2 | 115,720円 | |
基礎講座(単科) | 47,080円 | - |
過去問講座(単科) | 47,080円 | - |
直前対策講座 | 16,280円 | - |
初学者向けのバリューセットだと、税込み94,160円~となっています。
紙のテキストが付いている通信講座としては、かなり安い金額に抑えられていますね。
またバリューセットは教育訓練給付制度の対象になっているので、修了後に受講料の20%が戻ってきます。
講座名 | 内容 |
---|---|
バリューセット1 |
|
バリューセット2 |
|
2種類のバリューセットは上表のとおり、直前対策講座が付いている/付いていないという違いがあります。
直前対策講座では宅建試験でポイントとなる、
- 法改正
- 統計問題
- 択一問題対策
が取り上げられています。
特に統計問題は得点源となり得るので、できれば抑えておきたいですね。
価格面では少し高くなりますが、バリューセット2の方をオススメします。
合格実績|フォーサイトは60%超の高い合格率
フォーサイトでは教育訓練給付制度の対象講座があるので、厚生労働省のサイトで合格率を調べられます。
講座名 | 受験者数 | 合格数 | 合格率 |
---|---|---|---|
バリューセット1 | 541 | 342 | 63.2% |
バリューセット2 | 131 | 88 | 67.2% |
合計 | 672 | 430 | 64.0% |
2つの講座を合わせて64%という合格率。
平均合格率が15%前後の宅建試験としては、とても高い合格率だと言えるでしょう。
それだけ講座内容が練られているということですね。
教育訓練給付制度|バリューセット1・2が対象
前述のとおり、バリューセットは教育訓練給付制度の対象講座です。
規定のカリキュラムを修了すると、受講料の20%が還元されます。
- バリューセット1:
94,160円
⇒75,328円 - バリューセット2:
115,720円
⇒92,576円
バリューセット2でも10万円未満に抑えられるので、かなりオトクになりますね。
講座の時間・内容|ポイントを押さえてコンパクトにまとまっている
ページ数 | 時間 | |
---|---|---|
入門講座 | 64 | 46分 |
基礎講座 | 656 | 638分 |
過去問講座 | 1,024 | 326分 |
直前対策講座 | 176 | 113分 |
合計 | 1,920 | 18.7時間 |
講座の時間は全部で18.7時間。
一日30分だけ視聴したとしても、1ヶ月ちょっとで最後まで観れてしまいます。
かなりコンパクトにまとまっている印象ですね。
内容の順番も
- 宅建業法
- 法令上の制限
という暗記さえすれば得点を取りやすい科目を先に学習するようになっています。
逆に初学者にはハードルが高い権利関係(民法)は、最後に回していますね。
学習のモチベーションを維持しやすい構成になっています。
よく考えられていますね。
テキスト|フルカラーでわかりやすい
テキストは紙の冊子が郵送されてきます。
■
印刷はフルカラーで、図解が多く分かりやすくなっていますね。
初学者はなるべく、分かりやすいテキストを使える講座の方が良いでしょう。
受講形式|スマホでも観れる
フォーサイトの宅建通信講座では、基本的には郵送されたDVDを視聴します。
ただ忙しい人であれば、通勤時間などのスキマ時間を有効に活用したいですよね。
そんなときはスマホのアプリ「eラーニング 道場破り®」で、すべての講義を視聴できます。 iPhoneでもAndroidでもOK。
外出先のちょっとした時間を利用して、学習できる環境が整っています。
フォロー体制|メールで24時間質問を受け付け
テキストや講座を視聴していて、わからないことがあったらどうしましょう?
フォーサイトではメールで専門講師に質問することができます。
講座内容についてだけでなく、学習スケジュールや悩みなどの相談にも乗ってくれますよ。
総合評価|フォーサイトはすべての点で優れている
宅建通信講座として有名なフォーサイトは、レベルアップカリキュラムというものを設けています。宅建についての知識が乏しいと悩んでいる方も、安心して学べる簡単な科目から始めていくのが特徴です。簡単な所から初めて理解力を高め、専門用語にも慌てず内容を把握していけるように講座を開いてくれます。
用意されているテキストも、初心者が挫折しないよう、マンガを採用してわかりやすく解説してくれるものとなっています。宅建の応用問題に進んだ時など、基本となる内容を徹底的に講義で説明してくれるので、問題でつまずくことを防いでくれます。
通信講座で出題される実践演習も、宅建の試験で出されたことのある問題が利用されます。本試験で出された問題を解いていくことで、宅建試験をするための実力を高めていくけます。
フォーサイトは通信講座を受講した方に、オリジナルのeラーニングシステムを用意したサービスもあります。受けた講義を繰り返し見ることができる動画や、デジタルテキストも配布されているので、ゲーム感覚で学んでいくことができます。
以上のとおり、フォーサイトは宅建通信講座としてすべての点で優れていると言えますね。
したがって総合評価でも、文句なしの(星5つ)としました。
アガルートアカデミー
価格(税込) | 32,780円 |
---|---|
合格実績 | 53.8%(自社調べ) |
教育訓練給付制度 | なし |
講座の時間・内容 |
|
テキスト |
|
受講形式 |
|
フォロー体制 |
|
総合評価 | 4.5 |
価格|テキストありで3万円代
アガルートアカデミーの宅建講座は、入門総合カリキュラムの一つだけです。 受講料は税込み32,780円と格安ですね。 紙テキストが付いてきて3万円台というのは、かなり安い金額だと思いますよ。
合格実績|自社調べで50%超
アガルートアカデミー宅建講座の合格率は、53.8%と過半数超えです。 ただこの合格率は自社の合格者アンケートから調べたもの。 厚生労働省が公表している数値に比べると、やや信頼性に劣りますね。
教育訓練給付制度なしだが、全額返金制度あり
アガルートアカデミーの宅建講座は低価格のため、教育訓練給付制度の対象外です。 ただアガルートの特徴として、合格者は受講料を全額返金するという太っ腹な制度があるのですね。 したがってきちんと勉強して合格すれば、結果的にタダになるというわけ。 これは学習のモチベーションが上がりますね。
講座の時間・内容|文字多めでややハードルが高い
アガルートの宅建講座は計70時間ほど。 一日1時間学習するとして、2ヶ月半ほどかかる計算になります。 内容としては、
- 入門総合講義(インプット)
- 過去問解析講座(アウトプット)
の2種類の講義を並行して行うことが特徴ですね。 宅建のような試験では、ただ知識をインプットするだけでは実力はつきません。 実際に出題された過去問をたくさん解くという、アウトプットが必須です。 したがってインプットとアウトプットを並行して実施するアガルートアカデミーの方法は、理にかなっていると言えますね。
テキスト|文字多めでややハードルが高い
アガルートアカデミーでは、紙テキストが郵送されてきます。 内容はフルカラーなのですが、基本的には文字が中心。 フォーサイトのように、イラストや図が豊富にあるわけではありません。 まったくの初学者にとっては、ややハードルが高いかな?という印象です。
受講形式|スマホにダウンロードできる
講義は基本的にオンラインで、パソコンから見る形になります。 講義時間は70時間と長いですが、早回し再生もできるので時間短縮になりますね。 また通勤時間などに視聴したいときは、スマホに動画をダウンロードすればOKです。
フォロー体制|Facebookで質問できる
受講生のフォロー体制として、Facebookのグループ内で質問を受け付けています。 宅建講座の担当講師が直接回答してくれるというのは、頼りになりますね。
総合評価|アガルートアカデミーはコスパ良し
アガルートの宅建講座は、コストパフォーマンス抜群で合格実績も高いですね。 なんといっても合格すれば受講料タダというのは、インパクト大です。 ただ、
- テキストがとっつきづらい
- 講義時間が長め
というマイナス面を考慮して、総合評価を4.5としました。
LEC
価格 | 126,500円~ |
---|---|
合格実績 | 77.4% |
教育訓練給付制度 | |
講座の時間・内容 |
|
テキスト |
|
受講形式 |
|
フォロー体制 |
|
総合評価 | 4.5 |
価格|10万円超と高額
LECは司法試験など法律系資格予備校として、有名な存在ですね。 講義の質や合格実績には定評があります。 ただ通信講座も通学と並行して実施しているため、費用面では高額になってしまいます。
講座名 | 価格(税込) | 給付金 |
---|---|---|
プレミアム合格フルコース(DVD) | 170,500円 | |
プレミアム合格フルコース(Web) | 154,000円 | |
パーフェクト合格フルコース(DVD) | 148,500円 | |
パーフェクト合格フルコース(Web) | 126,500円 |
定価で15万円を超えるコースもありますね。
ただこれらのコースはすべて教育訓練給付制度の対象となっているので、受講料の20%相当はあとから還付されます。
加えて早期申込割引などのキャンペーンを活用すれば、実質的な負担は10万円未満に抑えることもできますよ。
合格実績|70%を超える高い合格率
難関資格に強いと言われるLECなので、宅建講座の合格率も非常に高いです。
講座名 | 受験者数 | 合格数 | 合格率 |
---|---|---|---|
週一完成合格フルコース | 6 | 3 | 50.0% |
プレミアム合格フルコース | 23 | 20 | 87.0% |
パーフェクト合格フルコース | 5 | 4 | 80.0% |
再チャレンジ合格フルコース | 19 | 14 | 73.7% |
合計 | 53 | 41 | 77.4% |
教育訓練給付制度対象の各講座を合わせると、77.4%という高い合格率になりました。
教育訓練給付制度の対象講座が多い
LECの宅建講座は、ほとんどの講座が教育訓練給付制度の対象になっていますね。
- プレミアム合格フルコース
- パーフェクト合格フルコース
- 再チャレンジ合格フルコース
その他にも各種割引制度が設けられているので、上手に利用してコスパをUPさせましょう。
講座の時間・内容|丁寧かつ実践的
講座の内容は初学者向けの基礎講座から、実践的な演習まで充実しています。
特に模試の多さがLECの特徴ですね。
全国公開模試5回とファイナル模試1回で、合計6回あります。
本試験を想定した環境で模試を受けることで、より合格に近づけるというわけです。
テキスト|指導実績に基づいた
LECのテキストは、長い指導実績に裏打ちされた内容です。
基本テキストはイラストが多く、分かりやすい。
またポイントを押さえた合格ステップ集は持ち運びしやすく、通勤時間などで復習するときに便利。
受講生のことを考えた、不足のないテキストと言ってよいでしょう。
受講形式|スマホでもOK
LECの通信講座は、実際の講義を撮影した動画をWebまたはDVDで視聴するというスタイルです。 WebはWi-Fi環境がなくても、あらかじめスマホやPCにダウンロードしておけば大丈夫です。
また音声だけをダウンロードすることも可能なので、ながら聞きするにもピッタリですね。
フォロー体制|チューターに相談できる
LECではチューターと呼ばれるサポートスタッフに、学習の進め方などを相談できる制度があります。
また受講生同士で質問し合う場も設けられているので、通信講座といっても孤独になることはないでしょう。
総合評価|価格は高いものの内容は充実している
通信講座を専門としている会社に比べると、LECの受講料は高いと感じるでしょう。 ただその高い受講料の中には、長年培われた合格へのノウハウが詰まっていますね。
「どうしても宅建に合格したい!」という高いモチベーションがあるのなら、LECは期待に答えてくれる存在ですよ。
以上を踏まえてLECの総合評価は4.5としました。
クレアール
価格 | 45,000円~ |
---|---|
合格実績 | 27.4% |
教育訓練給付制度 | |
講座の時間・内容 |
|
テキスト |
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受講形式 |
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フォロー体制 |
|
総合評価 | 4.0 |
価格|5万円以下のコースもある
クレアールはWeb専業の資格予備校で、低価格をウリにしています。
講座名 | 価格(税込) | 給付金 |
---|---|---|
完全合格パーフェクトコース | 59,800円 | |
完全合格パーフェクトセーフティコース | 71,600円 | - |
完全合格サクセスコース | 45,000円 | - |
上級パーフェクトコース | 26,800円 | - |
一番高額な「完全合格パーフェクトセーフティコース」でも7万円台なので、かなりコスパが良い予備校だと言えますね。
また教育訓練給付制度の対象になっている講座もあり、より費用を抑えることもできますよ。
合格実績|合格率はそれなり
クレアールの教育訓練給付制度対象コース「完全合格パーフェクトコース」から合格率を見ていきましょう。
講座名 | 受験者数 | 合格数 | 合格率 |
---|---|---|---|
完全合格パーフェクトコース | 124 | 34 | 27.4% |
合格率は27.4%。
宅建試験の平均である15%よりは高い数値ではありますが、お金を払って学ぶ講座としてはちょっと物足りない感じですね。
教育訓練給付制度あり
現状で教育訓練給付制度の対象になっているのは「完全合格パーフェクトコース」のみ。
より高額な「完全合格パーフェクトセーフティコース」は対象外なので注意してください。
ただ上記のセーフティコースの場合、
- 一発合格の場合は返金あり
- 本試験の受験料を負担してくれる
といったサービスもあります。
トータルで考えるとオトクなコースなので、検討してみても良いかもしれません。
講座の時間・内容|有名講師によるポイントを押さえた講義
クレアール宅建講座の担当講師は、「楽学宅建シリーズ」などで有名な氷見敏明先生。
宅建試験に精通した氷見先生の授業を、いつでも受講できるというメリットがありますね。
一回30分単位でカリキュラムが組まれていて、朝の限られた時間でも取り組みやすい構成になっています。
また講義で聞いたことをすぐに演習でアウトプットするので、知識が定着しやすい実践的な内容と言えます。
テキスト|氷見先生監修のオリジナルテキスト
クレアールのテキストは、氷見先生が作成したオリジナル。
二色刷りでA5サイズの持ち運びしやすいテキストです。
PDFでも閲覧可能。
学習の重要度がマークで分かりやすいので、無駄なく効率的に進められます。
またスマホを利用した一問一答テストも。 短い時間で学習した内容を繰り返すことで、定着に繋がりますね。
受講形式|マルチデバイスに対応
講義の動画は、独自のマルチデバイス対応です。
パソコンだけでなく、スマートフォンやiPadなどでも視聴可能。
早回し再生も対応しているので、効率的に学習できますね。
フォロー体制|学習アドバイザーへ相談
クレアール宅建講座では、学習アドバイザーによる、メール・FAXでの個別指導を行っています。
また面談によるカウンセリングも実施しているので、不安になったらすぐに相談できますね。
総合評価|価格は高いものの内容は充実している
クレアール宅建講座の総合評価は
4.0にしました。 コストパフォーマンス面では非常に優秀なのですが、テキストの内容はもう一息というところ。
また合格率がやや低いのも気になりました。
ただしっかり氷見先生の講義についていけば、十分に合格レベルに達する内容だと思います。
きちんと継続して勉強するという意志が重要ですね。
ユーキャン
ユーキャンはテレビCMでもよく見かけるので、なじみ深い通信講座ですよね。 通信講座の会社として大手なので、信頼感もあります。
価格 | 63,000円~ |
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合格実績 | 54.4% |
教育訓練給付制度 | |
講座の時間・内容 |
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テキスト |
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受講形式 |
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フォロー体制 |
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総合評価 | 4.0 |
価格|63,000円のコースのみ
講座名 | 価格(税込) | 給付金 |
---|---|---|
宅地建物取引士合格指導講座 | 63,000円 |
ユーキャンの宅建講座は63,000円のコースひとつのみ。 シンプルで良いですね。 教育訓練給付制度の対象になっているので、さらにお得になる可能性もあります。
合格実績|合格率はかなり高い
ユーキャンの教育訓練給付制度の実績から、合格率を見ていきましょう。
講座名 | 受験者数 | 合格数 | 合格率 |
---|---|---|---|
宅地建物取引士合格指導講座 | 1279 | 653 | 51.1% |
合格率は51.1%とかなり高いですね。 後述する通り、ユーキャンの宅建講座は基本的には独学に近いスタイルを取っています。 その中でこの高い合格率というのは、テキストや学習システムが優れているという証拠なのかもしれません。
教育訓練給付制度あり
ユーキャンは低価格な上に教育訓練給付制度も利用できます。 平成30年度は1,899名の修了者がいたので、ここからもユーキャンの人気度が分かりますね。
講座の時間・内容|テキストによる独学プラスα
ユーキャンでは、基本的にテキストをもとに独学する学習方法です。 ただ独学と言っても勉強の流れについては個別スケジュールが組まれていて、不安になることはないでしょう。 ユーキャン宅建講座は無駄をはぶいて効率よく学習するためのカリキュラムを作っているので、時間に余裕がないという方も無理なく勉強することができます。 宅建の試験は全問解かなくても、出題された問題の7割を解けば合格が可能です。 ユーキャンでは合格可能な7割を解くための講座を主としているので、短期間でも十分に宅建の勉強をすることができます。 過去問題を使用した実践用のテキストも用意されているので、実力を試しながら、試験に出題される問題を絞ることができます。
テキスト|まったくの初学者でも分かりやすい
ユーキャンのテキストは初学者でも分かりやすいと定評があります。 イラストを豊富に使って、とっつきやすい表現にしていますね。 また学習内容も合格点を取るために十分な量に絞っているので、ボリューム過多で挫折することも避けられます。
受講形式|独学と動画解説によるフォロー
基本的には配布されたテキストで独学して、過去問題集を解いていくといるスタイル。 補助的に動画解説を使うという流れです。
フォロー体制|分からないことは講師へ相談
テキストだけだと分からないポイントが出てきますよね。 そんなときは講師にメールやFAXで質問できるサポートを利用してみましょう。 また学習の進捗管理などもPC・スマホでチェックできますよ。
総合評価|自己管理ができる人にオススメ
宅建について何も知らないところから始める人でも、ユーキャンの教材や講座は分かりやすいと思います。 基礎を固めて出題率が高い問題を厳選して学べるので、短期間で対策を取って試験にのぞめます。
動画で講義を聞きながら学習したいという人は、フォーサイトなど他の通信講座のほうが向いているでしょう。 ユーキャン宅建講座の総合評価は
4.0にしました。
資格の大原
大原は、公務員をはじめとした資格の予備校として老舗の存在です。 宅建講座にも力を入れていて、
- 通学
- DVD
- Web
といった様々なスタイルで学習ができます。
価格 | 134,000円~ |
---|---|
合格実績 | 73.1% |
教育訓練給付制度 | |
講座の時間・内容 |
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テキスト |
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受講形式 |
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フォロー体制 |
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総合評価 | 3.5 |
価格|通学と同様に高い
資格の大原では、通学講座も通信講座も内容にはほとんど差がありません。 したがって通信講座の受講料も、通学講座の同じレベルで高額です。
講座名 | 価格(Web通信コース・税込) | 給付金 |
---|---|---|
完全合格週2コース・入門パック | 156,800円 | |
完全合格週2コース | 136,400円 | |
完全合格週1コース | 102,800円 | - |
上の表のように、一番安い週1コースでも10万円以上してしまいます。 ただ大原では教育訓練給付制度の他にも、
- 再受講割引
- 再受験割引
- 5問免除者割引
- 宅建業従事者割引
といった割引制度が設けられています。 上手に利用すれば、かなりオトクに受講することもできますよ。
合格実績|70%以上の合格率
大原の宅建講座について、教育訓練給付制度の対象となっているコースでの合格率をまとめてみました。
講座名 | 受験者数 | 合格数 | 合格率 |
---|---|---|---|
完全合格週2コース・入門パックDVD通信 | 3 | 2 | 66.7% |
完全合格週2コースDVD通信 | 10 | 5 | 50.0% |
完全合格週2コースWeb通信 | 2 | 1 | 50.0% |
速習合格コースDVD通信 | 6 | 6 | 100.0% |
速習合格コースWeb通信 | 5 | 5 | 100.0% |
合計 | 26 | 19 | 73.1% |
母数は少ないものの、70%以上という高い合格率を示しました。 ウリとしている分かりやすい講義や、ポイントを押さえたカリキュラムが功を奏していますね。 LECやTACと同様に、おそらく大原も通信ではなく通学講座を選ぶ受講生が多いようです。
教育訓練給付制度は複数コースが対象
大原の通信講座では、
- 完全合格週2コース・入門パック
(1月開講) - 完全合格週2コース
(4月開講)
の2コースが教育訓練給付制度の対象となっています。 通学講座だと他のコースも対象となっていますが、校舎によっては取り扱っていないことも。 通学も検討している人は、注意してくださいね。
講座の時間・内容|丁寧で分かりやすい
大原の宅建講座では、本試験の問題50問のうち8割(40問)を正解することを目指しています。 重要な得点源に絞ることで、効率的に合格までの道のりを歩むことができるのです。 また基礎段階から定例試験を積極的に行うことも特徴ですね。 やはり試験勉強はただ知識を入れるだけでなく、しっかりアウトプットする訓練を積まなければいけません。 長年のノウハウがある大原だからこそ、理解度をアップするための試験を繰り返し行っているのですね。
テキスト|事例が豊富
大原は二色刷りのオリジナルテキストを採用しています。 特徴としては、法律の解説に具体的な事例を付け加えていること。 特に初学者の場合、抽象的な法律問題はピンとこないことが多いです。 なるべく具体例を挙げて解説することで、理解しやすくなる工夫をしているのですね。
受講形式|有料オプションがある
大原の通信講座はベーシックな講義映像を、DVDまたはWebで視聴するという形式です。 またオプションとして宅建11というアプリを利用するコースもあります。 宅建11は学習した内容を復習できるように、コンパクトに解説動画をまとめたもの。 スキマ時間を利用する学習方法として活用できますね。
フォロー体制|通学生と同様に聴講できる
大原の特徴は、通信講座であっても通学生と同様のサポートを受けられること。 校舎の自習室を利用できたり、教室での講義に聴講生として参加できたりします(回数制限あり)。 またもちろんメールによる質問も受け付けています。
総合評価|充実した内容だが……
ここまで見てきたとおり、大原の宅建講座は合格実績やサポート体制に優れています。 しかし一方で、
- 通信講座としては高い受講料
- 一部に有料オプションがある
といったデメリットも無視できません。 したがって総合評価を3.5としました。
スタディング
価格 | 20,350円~ |
---|---|
合格実績 | ー |
教育訓練給付制度 | ー |
講座の時間・内容 |
|
テキスト |
|
受講形式 |
|
フォロー体制 |
|
総合評価 | 3.0 |
価格|宅建講座で最安値レベル
スタディングの宅建講座は20,350円(税込)と、今回紹介している宅建講座の中でも最安値です。 この金額で、
- 基本講座&動画による講義
- 問題集
- 過去問題集
が揃っているのはコストパフォーマンスが良いですね。
合格実績|不明だが合格者の声は多数
残念ながら、スタディング宅建講座の合格実績は公表されていないようです。
ただ公式サイトをみると、【合格者の声】というページの中で、合格者のメッセージが多数掲載されています。
この公式サイトを信用する限り、それなりの合格実績はありそうですね。
教育訓練給付制度なし
スタディング宅建講座では教育訓練給付制度は対象外ですが、そもそもの値段が安いのであまり問題になることはないでしょう。
また2019年11月30日までのキャンペーンとして、オンライン模擬試験が無料で受けられる特典が付いてきます。 もし申し込んでみようという人は、早めにチェックしておきましょう。 →キャンペーンの詳細はコチラ
講座の時間・内容|コンパクトで分かりやすい
基本講座の講義は合計で26時間。
要点を押さえてコンパクトにまとまっている印象です。
実際に講義の動画も視聴してみましたが、スマホでも快適に見れましたよ。
1.5倍速や2倍速にできるので、繰り返し視聴したいときに便利ですね。
動画あり/音声のみの切り替えもスムーズです。
テキスト|Web上で閲覧する
テキストはWeb上で読む形ですが、イラストや図表を豊富に使っていて分かりやすい印象です。
「紙のテキストが欲しい!」というときは、プリンターで印刷もできますよ。
また有料ですが、冊子を郵送してくれるオプションもあります。
受講形式|複数デバイスでシームレス
スタディングはWeb上ですべて完結するように、工夫されている印象です。
講義の視聴もスマホだけでなく、パソコンやタブレットなどでも簡単。
マルチデバイスに対応しているというのは、次世代の資格勉強法と言って良いですね。
フォロー体制|自助努力が必要
スタディングではマイページ上で学習の進捗状況を確認したり、同じ宅建講座を受講する仲間と交流できるサービスがあります。
ただし分からないポイントを質問できる場はありません。
学習の中でつまづいた点は、自助努力で解決するしかなさそうです。
総合評価|割り切った低価格
スタディング宅建講座は、約2万円という低価格が魅力の通信講座です。
ただコストのかかる部分は割り切ってカットしている印象ですね。
- 紙のテキストは別料金
- 講師に質問できない
- 模擬試験などのアウトプットが不足
以上のようなデメリットを踏まえて、それでも値段の安さに魅力を感じるなら受講してみましょう。
より丁寧なサポート体制を求めるのなら、フォーサイトやアガルートアカデミーなどをオススメします。
L・A(エル・エー)
価格(税込) | 60,500円 |
---|---|
合格実績 | 24.0%(自社調べ) |
教育訓練給付制度 | なし |
講座の時間・内容 |
|
テキスト |
|
受講形式 |
|
フォロー体制 |
|
総合評価 | 3.0 |
価格|基本料金+オプションあり
エル・エー宅建講座は基本コースひとつのみなので、受講料も60,500円(税込)のみです。
講座名 | 価格(税込) | 給付金 |
---|---|---|
基本クラス | 60,500円 | - |
+印刷レジュメ | 71,500円 | - |
+講義DVD | 77,000円 | - |
+印刷レジュメ&講義DVD | 88,000円 | - |
しかし講義DVDやレジュメなどがオプションとして用意されており、これらを利用する場合は追加料金がかかる仕組みになっています。 なお今なら早期割キャンペーンをやっています。
60,500円
→51,700円(税込)
約9,000円オトクになるキャンペーンなので、検討中の人は早めに申し込みしましょう。
合格実績|自社調べでは24%
エル・エーでは、はっきりとした合格実績を謳っているわけではありません。
ただ平均合格率の1.6倍という記載があることから、合格率は24%程度だと思われます。
ほぼ4人に1人が合格している計算になりますね。
たしかに平均よりは高いものの、高い受講料を払うことを考えるとちょっと物足りない気がします。
教育訓練給付制度なし
エル・エー宅建講座には教育訓練給付制度の適用はありません。
講座の時間・内容|全40回とコンパクト
基本講義から答練・模擬試験まで含めて全40回と、非常にコンパクトにまとまっていますね。
回数が少ないと不安な気もしますが、合格するために選択と集中をしているという印象です。
なかなか勉強時間が取れない忙しい人には、このような短期集中型が向いているでしょう。
テキスト|市販のテキストを流用
各社がオリジナルテキストを作っている中、エル・エーでは市販のテキストを流用して講義を行います。
コスト削減に加えて、質の高いテキストがカンタンに手に入るというメリットもありますね。
私も宅建を受験したときは、市販のテキストで独学しました。
図解が多かったり暗記法が工夫されていたりと、非常に良いテキストだったと思います。
エル・エーでは市販テキストに加えて、追加のレジュメで補足説明をしています。
別途オプションで購入する必要があります。
受講形式|Webで動画視聴
基本的にパソコンやスマホで動画視聴をする形式です。
オプションでDVDを購入すれば自宅のプレーヤーで視聴できますが、Webだけでも特に問題ないと思いますね。
フォロー体制|返金制度が充実している
Web上や質問カード(郵送)で、随時質問をすることができます。
専門スタッフによる電話相談もあるので、かなりフォロー体制は充実している印象ですね。
またエル・エーの特徴は、合格祝賀返金制度があること。
基本コースの受講料の半額を返金するという太っ腹な制度です。
こういう目に見えるニンジンがあると、やはり勉強のモチベーションになりますよね。
総合評価|講義の内容は良いが……
エル・エーではコストを抑えて、割り切った運営をしている印象です。
低価格で、合格へのポイントを押さえた良い講義をしていると思いますね。 ただ、
- レジュメの印刷物が別料金
- テキストを市販品に頼っている
- 合格率はそれほど高くない
といった気になる点がありました。
したがって総合評価は
3.0ですね。
TAC
TACは資格予備校としては、業界最大の存在です。
公認会計士を始めとして、多数の難関資格に合格者を輩出しています。
私も不動産鑑定士試験に合格したときは、TACに通学していました。
そんなTAC宅建講座の特徴を見ていきましょう。
価格 | 169,000円~ |
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合格実績 | 26.0% |
教育訓練給付制度 | |
講座の時間・内容 |
|
テキスト |
|
受講形式 |
|
フォロー体制 |
|
総合評価 |
3.0 |
価格|最低でも16万円
TACの初学者向け講座は、受講料金が169,000円〜と高額になっています。
講座名 | 価格(Web通信コース・税込) | 給付金 |
---|---|---|
総合本科生SPlus(web) | 196,000円 | |
総合本科生SPlus(DVD) | 206,000円 | |
総合本科生S(web) | 169,000円 | |
総合本科生S(DVD) | 180,000円 |
学習経験者向けの講座ではもう少し安いのですが、民法などの基礎知識がない人には向いていません。
ただしTAC宅建では教育訓練給付制度の対象講座が多いですし、早期キャンペーンなどの割引制度も充実しています。
上手に利用すれば、負担額を減らせるでしょう。
合格実績|自社調べでは24%
TACの教育訓練給付制度対象講座の合格実績をまとめてみました。
講座名 | 受験者数 | 合格数 | 合格率 |
---|---|---|---|
速修本科生(DVD・Web)通信 | 69 | 19 | 27.5% |
総合本科生S(DVD・Web)通信 | 55 | 16 | 29.1% |
総合本科生SPlus(DVD・Web)通信 | 41 | 11 | 26.8% |
速修本科生(DVD・Web)通信 | 50 | 10 | 20.0% |
合計 | 215 | 56 | 26.0% |
平均で24%程度と、意外に低いことが分かりますね。
ただTACの公式サイトで確認すると、多数の合格者を輩出しています。
この理由として、
- 給付金を受けていない合格者が多い
- 通学生が多い
といったことが考えられますね。
教育訓練給付制度
先ほど触れたとおり、TACでは多くの講座が教育訓練給付制度の対象になっています。
講座名 | 内容 | 受講料(Web) | 給付金をマイナスした実質額 |
---|---|---|---|
総合本科生SPlus | 入門講座から過去問答練までフルセット(初学者向け) | 196,000円 | 156,800円 |
総合本科生S | 入門講座つきの標準セット(初学者向け) | 169,000円 | 135,200円 |
総合本科生 | 基本講義からのスタンダードな内容(経験者向け) | 147,000円 | 117,600円 |
速修本科生 | アウトプット重視の短期間合格プラン(経験者向け) | 121,000円 | 96,800円 |
初学者でも経験者でも対象講座がありますから、確認してみましょう。
講座の時間・内容|民法からしっかり取り組む
TACは入門講座から手厚い内容が特徴です。
民法の基礎から丁寧に解説してくれています。
「手っ取り早く宅建に合格したい!」という人には、向いていません。
テキスト|実績豊富なオリジナルテキスト
TACのテキストはさすがに内容が吟味されていて、わかりやすくなっています。
ただフルカラーではないので、見た目はちょっと地味ですね。
受講形式|DVDとWebコースに分かれている
TACの通信講座はDVDとWebコースに分かれていて、受講料も異なります。
Webコースのほうが1割ほど安いですね。
DVDコースでは、DVD視聴のほかにWebでの視聴が可能。
特にこだわりがなければ、Webコースで十分でしょう。
フォロー体制|Webフォローは別料金
TACは資格予備校として全国展開しているので、自習室の利用や教室でのスクーリングといった体制が整っています。
総合評価|高いなりの学習効果はある?
冒頭でも紹介したとおり、TAC宅建講座の受講料はとても高額ですね。
その金額に見合うだけの内容があればよいのですが、残念ながら以下のようなデメリットも目につきます。
- 講義が冗長で時間が長い
- テキストの内容に工夫がほしい
- Webフォローが有料
もしTACを受講するのなら、近くの校舎で通学生になるのが良いと思います。
ヒューマンアカデミーたのまな
ヒューマンアカデミーは、女性向けの資格講座が充実している学校です。
そのヒューマンアカデミーの通信講座はたのまなというブランド名で統一されていますね。
そんなヒューマンアカデミーたのまなの宅建講座を見ていきましょう。
価格 | 70,632円~ |
---|---|
合格実績 | ー |
教育訓練給付制度 | ー |
講座の時間・内容 |
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テキスト |
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受講形式 |
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フォロー体制 |
|
総合評価 |
3.0 |
価格|7万円とリーズナブル
ヒューマンアカデミーの宅建講座は、税込み7万円程度と非常にリーズナブルです。
通信教育大手ならではの安心価格ですね。
合格実績|不明だが合格者の声は多い
公式サイトを見ても、具体的な合格率は不明です。
ただ合格者の声として15件ほどが掲載されています。(2019年11月8日現在)
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この合格体験記を見ると、かなり初学者が多い印象ですね。
教育訓練給付制度
ヒューマンアカデミーたのまな宅建講座は、教育訓練給付制度の対象外です。
講座の時間・内容|過不足ない
講義の流れとしては、
- ガイダンス
- 基本講義
- テーマ別問題集
- 過去問演習
という過不足ないベーシックな内容です。
講師の話もわかりやすいですね。
ただ模擬試験などのアウトプットがもう少し多いと良いかな?と思いました。
テキスト|初学者向け
ヒューマンアカデミーのテキストは、オリジナルテキストです。
かわいいイラストが多く、女性にも親しみやすい内容ですね。
「宅建って難しそう……」と感じている人にもとっつきやすいでしょう。
受講形式|Webで完結
テキストは紙媒体ですが、講義はWeb上のみでDVDメディアは付いてきません。
フォロー体制|手厚いサポートで脱落者を減らす
ヒューマンアカデミーたのまな宅建講座の最大の特徴は、サポートの手厚さでしょう。
専属のメンターと呼ばれる担任がついて、毎月のオンライン個別カウンセリングが実施されます。
どうしても通信教育の場合は孤独になって、学習が続かず挫折しがち。
そんなデメリットを最小限にするため、一対一のカウンセリングを重視しているのですね。
またわからない点を質問する場合でも、原則として即日回答されます。
わからないままモヤモヤを抱える……なんてことはありません。
心理的ハードルを感じている初学者にオススメしたいポイントですね。
総合評価|サポートは魅力
ヒューマンアカデミーは実際の合格率が分からないといったデメリットがあります。
ただ初学者にうれしいサポート制度など、魅力的なポイントが多くありますね。
コメント
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